コラーゲンの種類と特徴
人体に存在するコラーゲンには多くの種類があり、現在では30種類以上ものコラーゲンが認められています。そして、そのそれぞれが体の各部位で大事な役割を担っています。
例えば、皮膚や骨を形成するT型コラーゲン、軟骨に含まれるU型コラーゲン、血管や臓器に存在するV型コラーゲンというものがあります。このように各コラーゲンはローマ数字で表されます。
美容や健康について語られる場合に登場する事が多いのが、T型コラーゲンとU型コラーゲンです。T型コラーゲンは人体の中で最も多いコラーゲンで、皮膚や骨を形成し、骨に強さを与え、皮膚に瑞々しい弾力を持たせる働きをします。
U型コラーゲンは軟骨に含まれており、このコラーゲンの効果によって、関節にかかる力をクッションのように吸収することができるのです。他にも、主に臓器に含まれているV型コラーゲンは、組織に柔軟性を与えます。これは子宮にもあることから、女性が摂取すると良いとも言われています。
これら各種のコラーゲンは年齢と共に減少していくため、それを補うための製品が数多く作られています。
多くのコラーゲン製品の材料としては大きく分けて2つあり、豚や牛、鳥などから作られる「動物性コラーゲン」と、魚などの海洋生物から抽出される「海洋性コラーゲン」です。古くから使われてきたのは動物性コラーゲンで、熱に強く、扱いやすいのですが、独特の臭いの強さと純度の低さがネックとなり、最近のサプリメントやドリンクなどでは、臭みが少なく、吸収率の良い海洋性コラーゲンを利用するのが主流となっているようです。