そもそもコラーゲンとは?
そもそもコラーゲンとは、人体を構成するタンパク質のひとつで、主に膜状態、もしくは繊維状にて細胞と細胞を繋ぎとめる接着剤のような役割を果たしています。人体にあるコラーゲン全体の4割は皮膚に集まり、肌に弾力と柔軟性をもたらしています。また、皮膚だけではなく、人間の筋肉、骨、臓器などすべての組織に含まれています。
他にもコラーゲンには細胞同士の結合以外に、細胞の分裂を止め、細胞が増殖する足場としての役目も担っています。このことから、コラーゲンは美容効果以前に生きるのに必要不可欠な成分だといえます。まず大前提として生きるための生命維持活動があり、その延長に美容効果と健康への効果があるものだと考えるのが妥当ではないでしょうか。
今では化粧品をはじめ、様々な食品や医療品などに利用されるコラーゲンですが、人類が初めてコラーゲンを利用したのは5000年ほど前の古代エジプトの時代に、接着剤としてゼラチンに加工されたもの(にかわ)だといわれています。
ただ、この当時はまだ美容のために肌に塗ったり、口から摂取するような事はなかったようです。諸外国ではこのように早くから利用されていたコラーゲンですが、日本に入ってきたのは20世紀に入ってからといわれており、実は日本ではまだ100年くらいの歴史しかないのです。コラーゲンも食品として取り入れる場合にはビタミンCと同時に摂取すると吸収力があがりますので、抗酸化力が高い食品はエイジングケアにも非常に良いので、コラーゲンと同時に摂取するとよいでしょう。